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  畠山ゼミは国際政治の研究を通して、国際社会と日本の将来を真剣に学ぶ場であるとともに、将来、国際的リーダーとして活躍できる人材の育成を目指します。

今日ほど国際関係が国家の将来や国民の生命・財産・安全と密接に連動している時代はありません。わが国の食糧やエネルギーの対外依存、東シナ海、南シナ海、朝鮮半島などにおける周辺情勢の緊迫化、地球規模の環境破壊、国際テロリズムの拡大等から分かるように、世界の動きは国民生活に多大な影響をもたらしています。また、国際戦略の誤りはどんなに優れた国家をも存亡の危機に追いやる可能性があります。70年前、わが国も国家滅亡寸前の瞬間を体験しました。

国際政治は国家と国民の将来に密接に関わる学問であり、元来、指導者や国民が国家存亡の淵で編み出した知恵と判断の集積です。国際政治は机上の学問では学べない多くの要素を含み、常に実践的工夫が必要です。豊富な知識があっても実践力なしには国際社会の現場で活躍することは不可能です。国際秩序を形成し、国際社会の平和を達成するためには、各国の意図や思惑を的確に把握し、自国の立場や国内勢力の影響を勘案し、さらに、日ごろから知識以外に必要な人格の向上とリーダーとしての資質を自らのものとする努力が求められます。

そのため、畠山ゼミでは、ゼミ生ひとり一人が単なる知識の獲得に留まらず、擬似的な実践手法を通じて、①国際社会の現状に関する精確な分析力、②必要な戦略に関する的確な判断力、③具体的対応策を形成する構想力、④政策の実施・運営に関する実践力、等を身に着け、⑤将来それらの能力を持って国家・国民・国際社会に奉仕できる有為の人材に必要な資質の涵養と姿勢の確立に努めます。

  畠山ゼミでは、学外の専門家やOGも加わって、それらを総合的に養成します。

演習授業における専門知識の深化および情報の分析に加え、日常のゼミ運営、各種行事の企画立案・実施等を通じて、それらの全てをゼミ生は主体的に学び取っていきます。

  また、畠山ゼミでは、卒業後のゼミ出身者同士の交流・活動も活発で、さらにOGと現役ゼミ生との交流も行われ、ゼミ生はOGとの交流を通じて現場での実践的感覚を獲得しています。

畠山ゼミで培った能力は卒業後に遺憾なく発揮され、一人ひとりが各職場でリーダー的存在として活躍しています。

ゼミ生の進路は多様です。金融やサービス分野への就職も少なくありませんが、製造(自動車・鉄鋼・非鉄金属・機械部品・医薬品等)・運輸(航空・鉄道)・物流・郵便・卸(総合商社)・インフラ(土木・建設・電力・燃料)分野への就職の割合が全学平均より高く、行政(国家公務員・地方公務員)、国際機関(国際公務員)、国際協力機関、マスコミ(新聞記者)、教育(教師・教諭・事務)等の分野にも進出しています。また海外を含め大学院への進学は10名を越え、すでに大学の教壇に立っている者もいます。

畠山 圭一

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